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185系 [鉄道]

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【実車】伊豆方面の急行に使用していた153系の老朽置き換えに際し、特急への格上げを計画。しかし153系は普通列車にも使用していたため「普通にも使える特急電車」という矛盾した車両を設計することになった。結果、関西新快速用117系を母体に、デッキ付き2扉転換クロスシートで窓が開くという異例の仕様と、グリーンの斜めストライプを3本配するという斬新なデザインをまとった185系として1981年に登場した。しかし、特急用としてはリクライニングしないシートがサービスダウン(要するに貧乏くさい)であり、普通列車用としては立ち席の少ない2扉で東海道本線東京口の旅客を捌ききれるわけもなく、「どっちも」ゆえの「どっちつかず」な部分が不評を買った。追って、リニューアルでリクライニングシート化すると共に、普通列車仕業は早朝などごく一部に限られることになった。以後平成の30年を走り抜け、2021年3月で定期運用を離脱。ちなみに、最高速度は117系と同一の110キロになるのだが、東海道本線は路線としての最高速度が熱海まで110キロなのでそこは大きな問題ではない。何度か乗ったが、普通列車運用を選んだりとか、大船から東京まで普通列車のグリーン車より料金が安いから乗ったりとか、「はまかいじ」で新横浜から八王子まで乗ったりとか、邪道なことばっかりした。乗り心地は国鉄の急行電車そのもので特段記するまでもなし。

【模型】Nゲージの185系は1982年、KATO・トミックス・旧マイクロエース(←しなのマイクロ)から発売された。土日鉄道では当時の有効長8両を考慮して「踊り子仕様」を「200番台仕様」の7両で導入することを策略。お店の在庫の結果、トミックス6+マイクロエース1の混成7連とした(アーノルドカプラーなので連結は問題ない)。ところが、マイクロエースの「モハ184」は塗装ボロボロの上にモハ185の床下機器(要するに抵抗器など制御機器一式)をぶら下げてるというとんでもねぇシロモノで、直ちに都心の模型屋を行脚してKATOのモハ184を確保した。その後有効長が10両に達すると、方向幕転換装置と「動力車に室内灯を付けられる」利便を求めて部分的にKATO化することを目論見、21世紀になってようやく再発売されこれを達成。ところが今度はトミックスの塗装がボロハゲになり、2020年、ハイグレード仕様再発売に併せてこれらを置き換え、KATO5両・トミックス5両の混成にようやく落ち着いた。なお、KATO車には台車マウントのTNカプラをねじ込んでトミックスと連結している。

【運用】東海道東京口は土日鉄道保守本流であり、KATOのトレインマーク変換装置にものを言わせ、普通で下り、湘南ライナーで上り、踊り子で往復し、根岸線モードでは「はまかいじ」にもなるなど、設定された幕の内容全部使って走っている。

【改造】KATO車はアーノルドカプラーの代わりに台車マウント用のTNカプラーを付けている。え?問題なく機能するよ。アーノルドカプラーの代わりに使うという点ではトミックスでもKATOでも変わりない。動力車は勾配対策で3ゴム化の上鉛板で加重。


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