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14系700番台「サロンエクスプレス東京」 [鉄道]

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【実車】余剰になったり老朽化した車両はリニューアルをかねて臨時・団体向けの特殊な内装を備えた列車に改造する……という流れは、旧型客車をお座敷客車に改造した頃から定着したが、当編成はそれまでの「和風」から一転、ソファを備えた6人個室と、編成両端にホテルのラウンジのようなパノラマサロンを配置した「欧風客車」として1983年に登場した。改造ベースは14系座席車で、両端のパノラマ構造スロフ形式はオリジナルから前後反転してある。愛称は「サロンエクスプレス東京」1984年ブルーリボン賞。当編成の出現で和風以外のパターンも加わったことから、その後この手の列車は「ジョイフルトレイン」と呼ばれることとなる。
登場後は各種臨時列車・イベント列車の他、「サロンエクスプレス踊り子」「サロンエクスプレスそよかぜ」等として伊豆や軽井沢などにも顔を出した。電源も空調も自己完結しているので牽引機の制限はないが、お召し列車牽引の減少でヒマの多くなったEF5861号機や、復古されたEF551号機などが先頭に立つ姿が多く見られた。これは色調と流線型の外観が当編成の外観に似合いだったためもあろう。需要の変化で1987年に見た目そのまま掘りごたつを備えたお座敷客車「ゆとり」に改造。2008年に廃車された。

【模型】Nゲージはベースの14系を模型化していたトミックスおよびKATOから登場。KATOの方は連結面間隔を縮める効果のある「伸縮カプラー」を備えていたが、当時のそれは効果が薄く、少々登場が早すぎたようだ。伸縮機構自体は令和になって当然のボディマウントタイプのカプラーに引き継がれている。土日鉄道にいるのはトミックス製で、途中台車を新集電に変えた以外は当時のまま。

【運用】定期運用は持たないが、たま~に東海道モードで「サロンエクスプレス踊り子」もどきや、武蔵野線モードで枯れ木も山の賑わいとして茶色いゴハチやムーミンさん(EF551)に引かれて走る。


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