SSブログ

名鉄キハ8000系(8200)【北アルプス】 [鉄道]

K8200_1.jpg

【実車】鉄道省高山本線が岐阜へ取り付いた時点で、名古屋から高山へのアクセスは時の名岐鉄道鵜沼経由が最短となったことから、電車を省線の客車列車に連結するという形で直通運転を開始。戦争で中断後、再開に合わせて名鉄が1965年に製作したのがキハ8000系気動車である。1966年ブルーリボン賞。メカ的には国鉄キハ58系に範を取り、エンジンもDMH17H形180psと同一でこれを1台または2台搭載。最高速度は95km/hでキハ58系との混結も可能な設計である。一方で車体の狭さや急カーブの存在など、名鉄車ならではの限界に基づく工夫も凝らされ、例えば乗降扉は戸袋不要の折り戸とし、しかも1両に付き1カ所として放熱器設置スペースを捻出している。当初「準急たかやま」としてデビューしたものの、内装はパノラマカーとほぼ同一の転換クロスシートに冷房付きであったことから人気を博し、指定券はいつも売り切れだったという。その後国鉄側の都合に合わせて急行・特急と格上げされ、「特急北アルプス」として最盛期は富山へ直通し、更に富山地鉄を経由して立山まで走った。この立山直通に合わせて1969年に増備されたのが模型のプロトタイプであるキハ8200(キハ8201~8205)で、中間車(キロ8050・キロ8150→後普通車化)を含んだ1965年製作車と異なり全車先頭車である。8200は馬力確保のため走行用の2機のエンジンに加え、発電エンジンも加えた構成とされ、21m級車体を採用して床下スペースを確保、それでも冷却器の設置スペースが不足し、客室スペースを削っている。1991年、別掲キハ8500の就役に伴い使命を全うした。

K8200_2.jpg
【模型】Nゲージの名鉄キハ8000系はマイクロエースが発売し、土日鉄道にも配属されていたが、スリムな名鉄車はガニマタ規格の日本型Nゲージでプロポーションを確保するのが難しく、まぁ「不細工」な出来映えだったのですよ。なので2022年、トミックスからの発売に合わせて置き換え。マイクロのは65年車で元キロとか含まれてるんだけどまぁええわ。
【運用】名鉄モードより「私鉄特急大集合」で出す方が多いかも知れんね。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

●当社の概要
●沿革
●路線案内
●在籍車輛紹介
●掲示板
●YouTube