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パノラマエクスプレス・アルプス(165系) [鉄道]

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【実車】経年による老朽化や後継車登場による余剰が進むと、改造して団体列車専用にするという使い方は戦前からあったが、一般化したのは「お座敷客車」の登場以降であろうか。当編成は165系McM'TcのTcを名鉄や小田急に近似した前面展望パノラマ室に改装のうえ、サロンや個室などを備えたオールグリーン車として1987年に登場した。2編成をMc同士背中合わせに連結して両側パノラマとして運転する。主として団体列車に使われたが、観光臨時電車にも活用。三鷹をねぐらに関東一円、列車の名の通りアルプス……中央本線沿線によく運用された。2001年に用途廃止となったが、富士急行に譲渡され「フジサン特急」として2016年まで利用された。

【模型】模型はKATO。発売済み165系ベースの設計。確かどこかのデパートが鉄道模型撤退でたたき売られていたモノを拾ったはず。
【運用】実車が実車のゆえに土日鉄道でも定期運用は持たない。あって最も運転頻度の少ない列車の状態。なので「華」のない根岸線モードや武蔵野線モードで団体臨時として無理矢理運転する。


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三等寝台車オハネ17(スハネ16)形式 [鉄道]

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【実車】「これからは電車の時代だ。客車を作るのは打ち止めだ」としつつも、三等寝台車の需要は高く、戦前の客車を改造する形で登場した三等→二等→B寝台車。1961年から66年にかけて302輌が改造。家で例えると土台はそのままナハネ11仕様の車体を載せたものである。3段寝台18セットで定員54名。冷房化されてスハネ16。「ハネ」形式としては最多の在籍数であった。北海道から九州まで普通・急行の夜行列車に連結され夜道を馳せた。1985年までに全車廃車。

【模型】模型はKATO。「音戸」セットからぶっかいたオハネ17と、単品販売のスハネ16が在籍。

【運用】往年の夜行急行をトリビュート。なお、KATOの10系客車群は順次車輪をホビーセンターカトー謹製のスポーク車輪に交換している。


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三等寝台車ナハネフ10(オハネフ12)形式 [鉄道]

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【実車】スイスの技術を参考にした「軽量客車」群の一環として1956年に登場した三等寝台車ナハネ10形式。枕木と平行に3段寝台を20区画設けた定員60名。後に全車を1区画潰して車掌室としたナハネフ10形式に改造され、さらに冷房化されてオハネフ12形式となっている。1969年以降はB寝台に呼称を変更、テールランプを点して各夜行列車の殿を務めたが、夜行列車の特急化と急行列車の削減、老朽化もあって1984年までに全車廃車された。

【模型】模型はKATO。マイクロエースの茶色いのもあるが、メインで使っているのはこっち。「お店がセット売りをバラして販売している」もの。

【運用】固定していないが、二等寝台が非冷房だった時代の「銀河」とか、九州夜行をトリビュートする場合に連結。


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食堂車オシ16形式 [鉄道]

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【実車】寝台車は座席←→寝台の転換作業において作業員が乗り込んで実施するが、その間利用者は一旦自席を離れて待っている必要がある。その際の居場所として、テーブル席とカウンターを備えた軽食を提供するビュッフェ車として開発。1962年に6両が製造された。「彗星」「月光」「銀河」など東海道の夜行急行などに連結、数少ない冷房車ということもあって重宝されたが、夜行列車の特急格上げが進むと連結対象の列車が減少、1973年には全車廃車され短命に終わった。

【模型】模型はマイクロエース。グリーンマックスのキットもあるのだが、夜行列車は室内灯取り付けてなんぼやし、まぁ、しゃぁない。TR47付きと電暖付きでTR23を履いた2両セットがぽつんと出たので買った。

【運用】これとロネ軍団とハネをつなげて往年の「銀河」に組むのがメイン。土日鉄道夜のステータストレインの一角を構成。


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二等寝台車オロネ10形式 [鉄道]

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【実車】1959年登場。前年に登場した20系ブルートレイン用二等寝台車ナロネ21のほぼほぼスピンオフである。ただし、冷房用発電機を搭載するため重くなり、重量表示が「オ」になっている。定員28名。別掲マロネ40・41と共に夜行急行に連結され全国を走り回った。当初二等寝台として登場、翌1960年一等の廃止によって格上げにより一等となり、さらに1969年よりA寝台となっている。本形式は「特急用でないA寝台車」として最後に製造された車両として矜持を守っていたが、新幹線の延伸と伴う特急網の整備で寝台急行の廃止が進展、1983年、使命を全うした。

【模型】模型はKATO。10系客車の模型は昭和の頃よりグリーンマックスのキット、マイクロエース(旧)の完成品が存在したが、これは追ってKATOが単品で製品化したもの。

【運用】土日鉄道は昭和で時が止まっているので夜行急行が健在で、他のロネと組んで往年の「銀河」の他、九州夜行の華として多様な編成に組まれて運用中。


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一等寝台車マロネ41形式 [鉄道]

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【実車】別掲マロネ40(←マイネ40)の後継として1950年に一等寝台車マイネ41として登場。マロネ40は区分室(個室)を持つが、こちらは2段式寝台を12区画備えたプルマン式である。照明はマロネ40の蛍光灯式で故障が多発したことから発熱電球に戻った。1955年、一等寝台車の廃止に伴い二等B寝台車マロネ41として再スタート。急行用として新幹線開業後も使用を続けるため体質改善工事が実施され、冷房装置の置き換え、照明の蛍光灯化、台車の空気バネ化(TR40D型)、車体色の変更(青15号)などが行われた。しかし寝台列車の特急化の進展により戦後製とはいえ陳腐化著しく、1974年、事業用車に改造され一線を退いた。

【模型】模型はKATO。急行「音戸」セットとして登場。青い車体に空気バネの後年の姿である。

【運用】マロネ41が欲しいばかりに「音戸」セットを2つ買ったが、「音戸」では運用していない。他のロネと混成して「銀河」や初期の「あさかぜ」などを模して運転。


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