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会津鉄道AT-700/750形 [鉄道]

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【実車】会津鉄道は明治期の「野岩羽線」(やがんうせん)構想に端を発する。下代・前を結ぶもので、このうち日光-会津若松間が時を経て第三セクター野岩鉄道(東武鬼怒川線新藤原-会津高原[現・会津高原尾瀬口])により開通、旧国鉄会津線を引き継いだ会津鉄道と接続し、日の目を見たものだ。なお、その先山形方面へは「国鉄日中線」として熱塩まで開業したが、猛烈な赤字線であえなく廃止され、羽前への鉄路は幻に終わっている。さて会津鉄道は野岩鉄道との接続当初から東武との連携を図っていたが、2002年、別掲名鉄キハ8500の用途廃止を受け、同車を東武特急からの乗り継ぎ客を受ける「AIZUマウントエクスプレス」に抜擢した。しかし、常時トップスピード運転上等で設計されていた同車の変速機が低速~中速を主とする会津の使い方にマッチせず急速に劣化、2010年、後継として製作されたのがAT700および750である(キハ8500はマレーシアに売却)。
新潟トランシスの「地方交通線用汎用気動車」NDCシリーズを母体にカスタマイズしたもので、エンジンはカミンズ製横型直6のN14Rシリーズで、14000ccでアフタークーラ付きターボチャージャを備え420馬力を発生、最高速度は100km/h。
内装は特急旅客を意識し回転式リクライニングシートを採用。こいつのデビュー前だが会津鉄道自体は「東武・野岩・会津を乗り継いで昼メシに喜多方ラーメンを食いに行く」というバカな乗り鉄で使ったことがあり、ガタンゴトンと「昭和の汽車旅」を満喫した。

【模型】模型はトミックス。2023年製品。コスト抑制か少し簡易な構造で床下モールドは動力車・非動力車共用でレリーフ状。そのせいか少しのっぺりした印象を与える。

【運用】私鉄大集合の際貴重な普通列車として登用。東武車いるし丁度いいかなと。輸送力車両が多い私鉄3セク一般車にあって少しステータスの高いところが差別化効いていて良き。


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