名鉄キハ８５００系「北アルプス」

【実車】別掲キハ８０００系の後継で１９９１年登場。速度向上および高山本線運転におけるJRへの配慮、特にキハ８５系「ひだ」との連結運転を視野に入れた結果、エンジン等動力機構は同車と同一になった。性能はキハ５８系ベースの８０００系と比較するまでもなく、上り２０‰を時速１００キロで駆け上がる。車内はリクライニング付き回転クロスで特急車として水準を確保。
しかし東海北陸自動車道が開通し、主たる旅客である高山・白川郷への観光客が高速バスやマイカーに奪われ利用は半減、登場にして１０年、前身の準急「たかやま」として運転開始した１９６５年より３６年にして列車自体その歴史を終えることになった。車両は会津鉄道に譲渡され「AIZUマウントエクスプレス」として東武車との並びも見られたが、高速運転向きの設計だった変速機が運転速度の低い会津には不向きだったようで（常に変速段……中間ギアを使用）急速に劣化、２０１０年に用途廃止となり、２両が生き残ってマレーシアに売却、ボルネオ島で最上位の急行列車として走っている。

【模型】模型はマイクロエース。上物はさておき下回りはどうしてもKATOのキハ８５と比べてしまうわけだが、うん、KATOの方が精密感がある。独自のカプラーは無様の一言で先頭車同士が連結する部分はTNカプラーにしてある。

【運用】名鉄モードと名古屋モードで登場。実物の華やかな時代が短かったため、私鉄特急を集める時は名鉄代表で参加させる。

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