東武１００系【スペーシア】

【実車】別掲１７２０系の後継として１９９０年に登場。同社の顔・花形列車であり製作には心血が注がれ、国鉄グリーン車並みのリクライニングシートに加え６室の個室を設定、デザインは系列の東武ホテルのデザイナーが担当、「スペーシア」の愛称を与えられ、華のある列車に仕上がった。走行システムは当時最新のＶＶＶＦインバータ全車電動車方式、最高速度１２０キロ。ただし日光まで１０５分程度の運転時分で判るように、その高速を遺憾なく発揮する場面は少ない。平成をまたいで往年の乗客獲得競争が嘘かのような池袋・新宿乗り入れを果たし、東上線ホームの隣を山手線にカブられながらスペーシアが走るという不思議な光景が生まれている。製造より３０年を経て先輩１７２０系の車歴に近づいたが、リニューアルを得てもうしばらくは東武の顔として見られそうだ。家族旅行で個室に乗車。テーブルにお茶菓子広げて、後はソファに寝たり起きたり。２時間弱で終わっちゃうの勿体ない。

【模型】模型はトミックス。初期製品。たたずまい良くて好き。個室車は電球色ＬＥＤにしてある。集電はピボットでないいわゆる旧集電だが、６連だし走行抵抗の影響はない。

【運用】私鉄大集合モードで主役特急車の一員。過密ダイヤでもないから好き放題ぶっ飛ばしてくれ。

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