東武1720系【デラックスロマンスカー】 [鉄道]
【実車】国鉄と熾烈な乗客獲得競争を繰り広げていた東武が、「国際観光地日光」を念頭に1960年に投入した「デラックス・ロマンス・カー」。接客面ではシートピッチ1100mmと国鉄グリーン車を凌駕するリクライニングシート、ジュークボックス(※)を備えたサロン室、ビュフェおよび飲食物席配サービス、英会話のできるアテンダントの配置。走行系は中空軸平行カルダン全電動車方式、抑速ブレーキを備え運転最高速度110km/h等々、最新・最高を投入し、国鉄をねじ伏せた。以降30年にわたり「東武の看板」として浅草を発着、100系「スペーシア」に後を託して任務を全うした。乗ったのは幼稚園の頃。いつも遊んでいる線路際をあっという間に通り過ぎたのが印象に残ってる。サロン室行ったり飲み物オーダーしたりとかはしてないわ。
【模型】模型はマイクロエース。毎日線路際でこいつを見ていた身としては、多少ずんぐりむっくりだし、腰高な印象は拭えないが、まぁマイクロエースとしては当たりの部類であろう。カプラー交換して連結間隔をもう少し詰めたい。
【運用】「私鉄大集合」で主役。願わくばクリーム色の8000とか2000とか1800とか。
【改造】モータをトミックスM-5へ換装
※ジュークボックス:音楽信号をプラスチックの円盤に刻み、針先でなぞることにより音楽信号に復元する「レコード」を多数所蔵すると共に、曲名のボタンを押すと対応するレコードを自動演奏する、今で言うなら「オートチェンジャー」。
(「鉄道ピクトリアル」2008年1月臨時増刊号「東武鉄道」p147)
コメント 0