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100系 [鉄道]

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【実車】東海道新幹線は経年した0系を新造の0系で置き換えるという状況にあったが、開業20年を控えて「今さら0系?」(0系の設計ベースは101系)という雰囲気になり、新開発の運びとなった。この時点でVVVFインバータの鉄道車両応用が開始されており(熊本市電8200系・1982年)、「直流電動機を使った鉄道車両の最高傑作」を目したという。サイリスタ位相制御を採用し、新幹線では初の付随車(モータが付いていない)を設定、当初「こだま」用12両編成で1985年に走り始めた。その後、この系列のアイコンとなる2階建てのグリーン車、食堂車を連結した「X編成」として主として東京-博多間の「ひかり」に投入され、一躍スターになった。同時に最高速度を220km/hに引き上げた。JR移行後は東海は食堂車なし、ただしグリーン車3両とした「G編成」、そして西日本は2階建て4両連結とした「グランドひかり」(V編成)を製造。バブル景気もあって本系列の最も華々しい時代を謳歌する。丁度この頃就職して、入社式直後の研修場所へ向かい西下する彼に乗り、座り心地も乗り心地も全て「完璧」と感じたことを記憶している。特にイスに関しては軽量化されて座面がすぐヘタレる700系統をも依然として上回るほど。しかし、日走行距離が2500キロを越す運用は過酷で、1992年に300系「のぞみ」による270キロ運転が開始されると一気に前時代の遺物のような有様となり、1998年に東海道「ひかり」運用から、2003年には東海道新幹線から、そして2012年、短編成化されて「こだま」の運用に付いていた西日本編成が消滅し、100系は鉄路を去った。

【模型】模型はトミックス。X編成プロトタイプの初期型。土日鉄道の「在来線12両対応」は新幹線電車だと10両まで入れるのだが、100系で編成中央に2階建てを2両含み、かつ、MM’ユニットの法則を守る場合、8両の次は12両になってしまうため、8両で動かしている。ちなみに実物でこの編成に組んだ場合、起動はするだろうが粘着力不足であり、加速して行くとどこかで空転が始まるはずである。

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【運用】土日鉄道の新幹線は見に来たお子様が10分後には口にする「新幹線はないの?」に対応するもので、定期運用は持たない。潤滑油の固化防止に出すくらい。スケール200キロくらいでゆったり目に走らせる。

【改造】初期生産車なので台車は新集電化し、フライホイール動力に換装、更にモータはM-13にしてある。


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