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209系 [鉄道]

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【実車】鉄道車両は50年程度の使用を想定して製造されることが多いが、実際には20年も経つと内装・メカとも陳腐化し、構体も修繕が必要な場合が多い。「だったらそんな長いこと使おうとせんでも新しく作った方が良くね?」という発想の元、寿命・コストの適正化を狙って試作系列901系が1992年に登場。京浜東北線での運用結果を反映した量産車209系が1993年から走行開始した。このような開発背景から構造・内装・メカとも刷新され、車体は軽量ステンレス、内装は樹脂製品を多用、モジュール化を推進(要は別途作って持ってきてポン付け)、走行系はJR東日本として初めて、VVVFインバータ制御を本格的に採用、京浜東北線の103系を置き換えたほか、南武線や八高線に新製投入。また、一部民鉄でも流用開発によるコスト低減を狙った派生車種が存在するのも特筆される。ただまぁ、要は「ケチくさい電車」なわけだが、初期型はさすがに「やりすぎ」だったようで10年も経つと故障が頻発、特に固定窓であるため電源が故障して空調が止まると蒸し風呂になるとか、10両編成中電動車が2ユニット4両なので、1ユニット壊れると起動できねえ(おいこら三菱電機)とか、脆弱性を糾弾されて新聞にたたかれた。実際、最初に901に乗り合わせたときはプラスチックだらけの安っぽい内装に、思わず立ち止まるほど驚いた覚えがある。太平洋戦争末期に粗末な姿で登場した「モハ63」に初めて乗った人も同じような感想を抱いたのであろうか?なお、口の悪いヲタはこれら状況から「平成のロクサン」とか、とりあえず走りゃいいだろ的な観点から簡易カメラになぞらえて「走るンです」とか呼んだ。一般向けには新品で静かで空調が効いてりゃいいんだろうけどサ。令和となり状態の悪い初期型は廃車。残党はE233等に追い出された後千葉に集結、セミクロスシートとトイレを付けてもらって潮風受けながら地元輸送の日々を過ごしている。なお、更に一部は千葉エリアへのE131系導入に伴い伊豆急行へ転出。ATS-P、トイレ、セミクロスシート……全部流用できる、なるほどね。

【模型】模型はトミックス。中身はさておき面構えが気に入ったので発売と同時に購入。追って実車に合わせて6扉のサハ208を追加。千葉バージョンあり。床下があっけらかんとしているので顔さえ気に入れば後はどうでもいい。

【運用】京浜東北バージョンは103系と一緒に根岸線ごっこで、千葉バージョンは別掲255系等と共に千葉ごっこで運用するほか、「令和も走る4連口」を生かして常若駅に止まる普通列車にも充当。

【改造】京浜東北バージョンはトミックス初ロットのため集電・動力とも旧仕様。新集電化のうえ動力はFW化。



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