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三等寝台車スハネ30形式 [鉄道]

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【実車】元々は1931年に登場した32系客車群の三等寝台車スハネ30000。「三等寝台車」は明治以来これが初めての登場で枕木と平行に3段ベッドが配置された。当初は仕切りのカーテンも毛布等のリネン類も一切無かったという。戦争による寝台車中止で座席車オハ34に改造、戦後の1959年、時の三等寝台車(ナハネ10・11)の製造が追いつかず寝台車に復古されることになり、ナハネ11と同等の設備を与えられて夜の鉄路に戻った。屋根の長いカバーはこの際設置された9機の扇風機を覆うものである。ただ、この時点で種車から20年を経ており冷房化等のニーズにも対応できず陳腐化。1974年までに全車廃車されている。

【模型】模型はKATO。出自の通り完全な「ピンチヒッター」で、正直「無くてはならない」車種では無いがよう模型化した。

【運用】マロネ41欲しさに「急行音戸セット」を2つも求めてうじゃうじゃ余った。で、逆に本形式主体の「海星」をトリビュートした編成をでっちあげてそこで暮らしている。


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三等客車ナハ10形式

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【実車】1955年登場。「10系」の基幹形式をなし、車内はクロスシート(ボックスシート)で定員88名。照明は白熱電球で、蛍光灯を採用した改良版はナハ11を名乗る。近代的だが耐久性が低く、1980年を待たずに廃車。

【模型】模型はKATO。元々ナハ11が単品売りされていたが、後年ナハ10としてセット販売された。
【運用】セット通りの編成・列車に組んだこはない。様々な列車に仕立てている。


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三等緩急車ナハフ11形式

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【実車】1957年登場。スイスの技術を取り入れた画期的な軽量客車シリーズ「10系」のうち、照明に蛍光灯を採用した緩急車。客車の形式名最初のカナ文字は重量を示すが、戦後最初に作られた43系の「スハ43」等ス級(37.5~42.5t)に対し、ナ級(27.5~32.5t)と大幅に軽量化された。窓の大型化など近代的で明るい出で立ちも手伝い、特急「かもめ」を筆頭に急行列車から使用開始され、全国で活躍した。しかし、極端な軽量化は耐久性を低下させたほか、樹脂を多用した内装は火災に弱く、山陽本線での火災、そして別掲オシ17を火元とする大惨事となった「北陸トンネル列車火災事故」などをきっかけに急速に廃車が進み、1970年代にはそのスハ43等よりも先に姿を消した。

【模型】模型はKATO。旧型客車主体の編成で10系は丁度良いアクセント。

【運用】固定していない。大抵、長距離急行の殿を飾る。


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