一般家庭に照明を [鉄道]
昭和の時代「Nゲージの建物に照明を入れる」というのは深刻な困難があった。
・根本的に建物がスケスケであり、遮光の必要がある
(スケスケ)
・照明器具として「麦球」(要するに白熱電球)しかない
・麦球は電力消費・発熱とも大きく、応じた電源・発熱・寿命による交換対策が必要
・麦球は電力消費・発熱とも大きく、応じた電源・発熱・寿命による交換対策が必要
……とても当時小学生の能力で対応できるシロモノじゃなかった。それが平成30年を挟んだ昨今、デバイス・価格ともこなれた上に容易に手に入るようになり、かなりハードルが低くなった。今回「試作」を行い、良好な結果を得たので紹介する。
①照明そのもの
言わずと知れたテープ状LEDである。電球色・白色ともあり、ネット通販で5m巻500~1000円。まぁ1巻買っておけば相当使える。なお自動車の演出用として販売されている12V用は、LED3つがワンセットくらいなので、1つずつ切れるUSB電源対応の者をチョイス。
②遮光
ガンダム用の黒系塗料でこの通り。
なおこれ建物はトミーテックの「ジオコレ」で、ガラス表現はただの透明系プラ板だが、壁モールドとの隙間が丁度良いようで、毛細管現象で格子に沿って塗料が回る。
通電してこの通り。比較用に1階の屋根は塗っていない。遮光効果がお分かりいただけると思う。
遮光完全じゃないし、成型精度が悪いので、壁の隙間から光が漏れるのはご愛敬。でもこれで、とりあえず半日村は脱出できる。
で、量産、と行きたいのだが、塗って、配線して……案外手間。まぁ、ボチボチ。