３７３系

【実車】１９９５年、国鉄急行形の老朽置き換えと特急格上げを目して開発。ステンレス車体にＶＶＶＦインバータ制御、イスはリクライニング付き回転クロス……まではさておき、両開き扉でデッキと客室の間に扉がないなど「特急型」にしては少々格下。「ふじかわ」「東海」「伊那路」など、特急としては少々疑問符の付く連中を特急化したほか、急行「東海」と運用が繋がっていた「大垣夜行」もこれに変更されることになり、同列車および行き帰りの「東京－静岡間普通列車」にも充当されることになった。東海道本線においてその運用は「全車グリーン車９両編成」と同一で、選んで乗った人も多いことだろう。ちなみに「東海」の特急化は完全に悪手で、新幹線と同じ料金で時間３倍掛かる奴に乗る人があるわけもなく、名門列車「東海」は特急に上り詰めることによってあっけなくその命脈を絶たれた。座ってる分には「特急」だが、オープンデッキが災いしてか走行音がうるせぇ。ひところ「セントラルライナー」として３両で中央線界隈をうろちょろしていた。

【模型】模型はトミックス。３両１ユニットのマルチパーパス電車は実に模型向き。「東海」用に発売直後６両購入。２０２１年リニューアル品で６両追加し、動力のフライホイール化と「９両編成普通」の再現を図っている。３両余る？セントラルライナーにしている。

【運用】東海・セントラルライナー・９両普通。「ながら」はどうしようかねぇ。

【改造】初品は新集電に改造。

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