１５７系

【実車】特殊な生い立ち。すなわち、日光線電化に際して東武鉄道対抗用として設計、製作された。設計時モハ２２系。称号改正で1959年デビュー時１５７系。「準急」列車をターゲットとしたが、準急としては破格の回転クロスシート、グリーン車も準備された。メカ的には１０１系（←モハ９０系）－１５１系（←モハ２０系）の流れを汲み、ＭＴ４６形電動機を駆動する。ただし、日光線の勾配に備えてMcM'ユニットを基本とし、動力車比率を高めてある。最高速度110km/h。
こうした内容により、正式には「日光用特別電車」（準急型でも急行形でもない）であり、「日光形」と呼ばれたが、大人気の東海道線特急「こだま」の補完「ひびき」としての運用の他、新幹線開業後は急行「伊豆」特急「あまぎ」として東海道本線東京口に出入りした。しかし、客室窓が下降式で固定されていないことから雨水侵入による車体の劣化が激しく、1976年、皇室用2ユニットを除き廃車された。

【模型】模型はKATO。「東海道線の特急電車」として貴重な存在。2010年代の設計で特に気になるところはないが、マグネット式のヘッドマークはつけてるとだんだんずれてくる。

【運用】基本的に「あまぎ」として9連（McM'TsTsTM'McM'Mc）で運用。でも別掲１５１系「こだま」と並べて「ひびき」とすることも。

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