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クモハ53・クハ47 [鉄道]

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【実車】今のJR西日本「新快速」のルーツとなる鉄道省(※)の西の華「急行電車」用に投入され一世を風靡した流線型電車「モハ52」の一族。同車は一般へのアピール力(破壊力)は抜群だったがメンテナンス性など現場からは不評で、これをフィードバックし、正面を貫通型としたモハ43が1937年に製作された。プロトタイプ車は手前がモハ43040で、戦中の混乱期を経て阪和線に活躍。1953年の改番でモハ53008、1958年に飯田線伊那松島へ配属、1959年の称号改正でクモハ53008となり、1983年までの余生を過ごした。一方奥手クハ47は「モハ32」のグループで1930年に製造、横須賀線に運用され、戦乱を生き抜いた後1950年、飯田線に転属、上記クモハ53008と組み、余生を過ごした。なお、飯田線に初めて遭遇したときは既に彼らは中部天竜以北にあって乗ったことはない。そのかわり、旧型国電としては鶴見線にいたクモハ12に乗っている。むせび泣くようなつりかけ駆動独特の走行音と、40キロでノッチオフ、以下惰行でダラダラといういたわりの運転方法を覚えている。

※鉄道省:JR各線は以前国営で、さらに太平洋戦争以前(大日本帝国施政下)は「省」の一つであった。このため、私鉄線に対して鉄道省路線のことを「省線」走る電車を「省線電車」と呼んだ。

【模型】模型はKATO。飯田線シリーズとしてこの2両セットで販売されたもの。フライホイール動力で静かだが、何か違う気がするわ。旧型国電の「働く姿」の演出はゴテゴテとパーツつけてウェザリングしてなんぼのものかもね。

【運用】土日鉄道に飯田線モードはない。常若に停車できる電車として用意。大編成が行き来する間を縫って思沢との間を行ったり来たり。身延線の旧国が東海道本線に乗り入れてる感じに近いか。

【改造】車輪をラウンドハウス謹製のスポークにしてある。


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