古典車いろいろ [鉄道]
明治村で見て来たので紹介。主目的は特別公開明治の御料車(5号・6号)。保存車とはいえ天皇家専用車なんかおいそれと入れるものでもなし。
御料車6号。明治43年鉄道院新橋。全長20.7m・車重35トン・3軸ボギー台車。
これが明治天皇のご乗用で、別に美子(はるこ)皇后ご乗用に5号がいる。
案内順で御料車5号御座所。美子皇后御乗用。全長17メートル。他に女官室。供奉(ぐぶ)員室。厠室。厨房。寝台。
5号から6号へ。6号のベンチレータはトーペード式。
6号御座所。奥の扉の装飾は螺鈿。他に厨房である大膳室、侍従室、寝室、厠室。なお、寝室には「三種の神器」のための棚あり。明治帝用車だが、厨房を持ってる事から大正帝もご愛用とのこと。
玉座。5号の玉座は桑材とか。こちらもそうだろうか。
御座所の奥の扉。螺鈿詳細。
外回り、台車は3軸。
台枠魚腹部分の目隠し装飾。
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主目的は以上。他にここには古典車が動態保存されているのでついでに。なお、キハ6400はJR倒壊がてめぇの博物館に持って行ってしまった。
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元・京都市電。1878年梅鉢。
「え~次は~」んご~~~~ごんごろがっしゃがたぴしぎしぎし。木造車で2軸車で直接制御でつりかけ式。車掌さんの観光案内なんか聞こえやしない。
だがそれがいい。
マスコン。直接制御。つまりこの中に主回路接点が入っている。EEデッカー製。
ポール反転。
この出発準備完了した凛々しき出で立ちを見よ。これぞ明治の伊達男。
普段は運転も今回は調整中。SL12号。煙上げて石炭食わせてもらってるが、整備のため運休中。まぁしょうがねぇ、1874年、明治7年のカマだ。但し1985年にカマ替えしている。来歴は1874輸入、鉄道院形式160形165→1911尾西鉄道丁(甲乙丙丁の丁)12→名古屋鉄道12→1957廃車→1963より明治村。
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じゃぁ木造車や植民地規格SLの模型集めるかってえとそんなことはないが、こいつらには基礎というか始まりの「原石」感に溢れていて接していて快い。機会あればぜひ会いに行ってやって欲しい。なお、御料車は内部公開は稀だが、外観はいつでも見学できる。
2012-10-28 17:55
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