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50系一般型客車「レッドトレイン」 [鉄道]

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【実車】昭和50年代に旧形客車の老朽化が進む一方、代替であるべき地方線区の電車化・気動車化は進まず、一方で幹線区の電車化進展で機関車が余ってきていた。そこで、機関車の有効活用と、客車による普通列車の近代化を図るべく、1978年から運転開始された。外観は伝統的なデッキ付き2扉であるが、自動扉になったほか、デッキ部はつり革を備えたロングシートで、中間部はクロスシートが並ぶ。筑豊本線のDD51や東北のED75等との「赤い車両同士」の組み合わせから「レッドトレイン」と呼ばれた。ちなみにブレーキシステムの関係で20系客車・10000系貨車対応の機関車しか本系列を牽引できない。戦前設計の客車に対して大幅な体質改善が図られたが、所詮「余り物の活用」。古い電車や気動車が地方に回ってくると、冷房が無いこともあって早急に淘汰が進み、気動車に改造されたキハ141系列の他はイベント用の改造車、および真岡でC1266(当然50系牽引対応に改造してある)に牽かれる3両が残存するのみ。現役レッドトレインとして奥羽本線で乗っており、走行音が静か(床下に動力が無いから)なこと以外は電車と変わらぬ味気ない印象があるが、真岡で乗った時はSL特有の揺動もあって適当にガタピシ走り、「客車」の血統を受け継ぐノスタルジックな味わいを醸していた。なお、真岡の50系は現下唯一「リアル蒸気暖房」で動く50系なので乗っておくことをおすすめ。

【模型】Nゲージの50系は昭和からトミックスが模型化し、土日鉄道にも在籍したが、21世紀になってテールライト点灯仕様でリニューアル。マニ2両座席車6両としている。まぁ、客車の床下なんてブレーキと電池しか無いからあっさりしてるわ。

【運用】筑豊本線レッドトレインがメインの運用か。同じDD51+50系の組み合わせで電化直前の草津線とすれば東海道本線にメリ込んでもOK。


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