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蒸気機関車C11形式 [鉄道]

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【実車】1932年鉄道省。短距離・小運転が前提の「タンク機関車」で、水と石炭は自身の車体に積んでいる。ボイラー圧力15kg/cm2、軸配置1C2、動輪径1520mm、定格出力610ps、最高速度85km/h。蒸気機関車は石炭と水を専用の「炭水車」に積んでそれを常に引いて走る姿で知られるが(テンダー機関車)、タンク機ではそれがない分バック運転が可能で、方向転換の装置(ターンテーブル)を使わず列車の折り返しが可能である。本機は扱いやすさから多用途に好まれ、戦後にかけて生産が続き、381両送り出された。令和の現在大井川鐵道で227号機がトーマスにされているほか(バッキャロー)、北海道で復古された207号機が東武鉄道で「SL大樹」で運転するなど、5両に火が入っている。大井川に乗りに行ったが、GWで7両ぶら下げて車内は通路まで客でギッシリ。それがくっちゃべる上に車掌のアナウンスは歌まで入って途切れることなくと「汽車旅」って感じじゃなかったわ。

【模型】NゲージのC11は昭和の時代にKATOが製品化。土日鉄道でもこの機を保有し、しかし写真の新設計機を導入したことから、レイアウトの隅にある公園で保管展示(!)されている。写真の機体は2010年代になってKATOがリニューアル販売したもので、小型化されたモータを搭載して真打ち「1/150スケール」にできあがっている。なお、土日鉄道はターンテーブル、およびメインステーション春野宮にもリバースがあり、SLを方転しながら運転可能だが、タンク機であるためバック運転上等で前にもアーノルドカプラを装着している。なお、実は真岡にいたC11 325(現在は東武鉄道所有)をトミックスが模型化したバージョンもあるのだが、まともに走らないので死蔵している。自社のポイントを渡れないって何じゃありゃ。

【運用】その昔名古屋-武豊直通のC11牽引の快速列車があって、それを念頭に配置、運用出来るようにしてあるが、専用というわけではなく適当に慎ましい編成を引いてる。


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