SSブログ

キハ80系 [鉄道]

P1031339.jpg

【実車】元々特急用気動車は大出力ディーゼル機関を開発してから、という計画であったが、めどが立たないことから、従前の180psと非力なDMH17系エンジンを2台搭載としてこれを補い、1960年、特急「はつかり」用としてキハ81、さらに翌年、先頭車を分割併合を考慮した貫通形キハ82とした総勢384両のキハ80系グループを製造した。発電等他のエンジンは先頭キハ81・82に機械室を設けて集約。こうした構造もあり、相互に混結可能な他の一般型気動車と異なり、80系列は独立して運用される。四国を除く全国の非電化線区に投入され、特急網の充実と無煙化(煙=蒸気機関車の廃止)促進に貢献した。平成になって後も「ひだ」「南紀」等に残り、名車として長寿を全うした。しかしエンジン2台搭載とは言え非力であり勾配に弱く、非電化≓山岳線区の状況にあって、長期にわたり本系列に依存したことは、後の高速バス隆盛の後塵を拝す結果招いた感は否めない。

【模型】模型はトミックス。キハ82はKATOが昭和50年代に模型化しており、当社にも配属されていたが、KATOのリニューアル品もろとも裏切ってトミックス。実物のそれはローカル線を走る故の土埃や降雪区間走行で汚れた姿が目立ったが、ディテールごてごてだし汚すの勿体ないかな。

【運用】四国以外の全国にいたので、昭和を目した運転なら出番が多い。固定しているのは「ひだ」「おおよど」「あすか」(!)。セットのアソートにはキロをハザ化したキハ80-900も含まれるが、基本こいつは使わずオーソドックスな「母は白歯」(※)6連で運用。ただ、ぶっ飛ばすよりは鈍足でじわじわ走っている方が「らしい」感。

※ハ・ハ・ハ・シ・ロ・ハ……グリーン食堂込み6連の基本セットのこと。昔の時刻表の編成紹介で形式に付ける「イロハ」をそのまま使っていたことによる。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

●当社の概要
●沿革
●路線案内
●在籍車輛紹介
●掲示板
●YouTube