10000系高速貨車 [鉄道]
【実車】高速道路網の整備と、伴うトラック輸送の拡大に対抗するため貨物列車の高速化が計画され、コキ・レサ・ワキ各「10000」の形式名を持つ貨車群が1966年より登場した。これらはTR203形空気バネ台車と、CLE(応荷重電磁自動空気ブレーキ)を備え、高速域での安定走行と制動性能を向上させたもので、時速100キロでの走行を可能とした。しかし、空気バネの加圧とブレーキ指令のために機関車側も応じた装備が求められ、コストがかかることから、後継はコキ50000等、より汎用性の高い設計となり、JR化後の1994年、本系列は運用を終了した。
【模型】ワキ10000はKATOとトミックス、レサ10000・コキ10000はトミックス。トミックスはいずれも21世紀になってからの発売で、貨車にありがちな「手抜き」は感じない。
【運用】昭和の九州・東海道・北陸筋で活躍。機関車はED73・EF70・EF65・EF66などいずれも万系牽引対応。
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